ワールドの概要
【概要】作者がアフガニスタンへ渡航していた2003年頃や再び渡航した2010年ごろの記録写真を中心に展示しています。写真は「アフガニスタン義肢装具支援の会」より提供いただきました。2001年、9月11日、東京都庁で勉強しながら夜勤で働いていた時に衝撃的なニュースが流れました。当時の自分は義足の職人になろうと勉強中で、2年後にはアフガニスタンを訪れました。駆け出しのヒヨッコには非常に無力で無茶で無謀でも、それでも石に噛り付く思いで得た経験は、非常に得難いものでした。日本に戻っても義足を作ることに夢中でした。いつかこの国に義足の学校を建てる、そんな夢も持っていました。やればできる、努力は裏切らない、そう思った日々でした。体を壊して全てがダメになり、全てがどうでもよくなったあの日までは。(自分なんて脆いもんです)2015年、壊れた体で義足も作ることもできなくなった自分は、3DCADに出会い、独学で再び義足を3Dプリントで作ることもできるようになりました。仲間と会社も作り、たいしてチカラにはなれなかったけれど自分のやれることを残し、去りました。2020年、clusterと出会うことでVRにも出会い、今はワールドクリエイターとして作品を楽しんでもらっています。(有難いなぁ)そんな2021年の夏、突如知らされた懐かしきアフガニスタンでの出来事に、ささやかながらも当時の思い出を残せる場所を作ろうと思って作りました。自分の始まりの場所である都庁から、仮想のアフガニスタン首都カブールへ。カブールの町の音源は当時何気なく録音した「当時の日常」の音声です。#9191ワールド
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