ワールドの概要
中国世界遺産の代表、人類史上最大の建造物と言われている万里の長城。 西端の嘉峪関(かよくかん)から東端の「山海関」まで総延長は6,352km、実に北海道から沖縄まで日本列島を囲む距離だ。長城は北方騎馬民族の侵入を防ぐために、紀元前7世紀の中国各国で築かれていた。約2,200年前に中国を初めて統一した秦の始皇帝が各国の皇帝をつないで現在の長城の基礎を作った。 現在の形になったのは14世紀・明の時代。 約2,000年にわたり、数百万人の農民たちと30万の兵士、膨大な量の煉瓦と石とで造られた、気の遠くなるような壮大なプロジェクトだ。 アクセスしやすいポイントは、中心地から2時間程度で行ける北京市内の長城。 観光コースが整備されているのは「八達嶺(はったつれい)」。 馬5頭が横並びで通れていたという幅6mの長城を歩き悠久の歴史に想いを馳せよう。途中にある「明の十三陵」は13人の皇帝と23人の皇后、1人の貴妃が眠る陵墓があり、見学も可能。「慕田峪(ぼでんよく)」は変化に富んだ景観をロープウェイの上から眺めることができる。
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