ワールドの概要
テムズ河畔に聳え立つウエストミンスター宮殿。ビッグ・ベンの愛称で知られる時計塔をもつこの建物は、おそらく世界で最も有名な国会議事堂ではないでしょうか。かつて王宮だった建物は火災で焼失し、現在あるゴシック・リバイバル様式の壮麗な建築は19世紀に再建されたもの。全長約265m、1100を超える部屋、100の階段、中庭数11と、議会政治のシンボルにふさわしい壮大なスケールを誇ります。その背後にあるのが、国王の戴冠式やロイヤルウェディングの舞台ともなるウエストミンスター寺院。11世紀に修道院として建立され、幾度も改築を重ねて世界でも有数のゴシック建築の大伽藍に。ローマ・カトリックのウエストミンスター大聖堂(カテドラル)に対し、こちらは英国国教会の格式ある僧院(アビー)。歴代国王や王室関係者、国家に貢献した人物が眠る墓所でもあり、ここに埋葬されることは英国人にとって大変な名誉とされています。床や壁に刻まれた墓碑銘は、科学者ニュートン、探検家リビングストン、音楽家ヘンデルなど錚々たる顔ぶれ。詩人コーナーにはシェイクスピア、ワーズワーズ、バイロンら英国が誇る文豪の名前がズラリ。
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